ディズニークルーズ乗船前に不安だったことはいくつかありますが、その中の一つが大型船だけどどれくらい揺れるのか?船酔いは大丈夫なのか?という点です。
というわけで今回は実際にディズニークルーズに乗って感じた船の揺れ具合と対策について書こうと思います。
ディズニークルーズは揺れるのか?
大多数の方がそうだと思いますが、私も船旅というものに縁がありませんでした。
幼少期に父親に連れられて船に乗ってちょっと釣りをしたとか、SFC修行で行ったシドニーでフェリーに乗ったとかそれくらい。
三半規管はだいぶ弱い方(※)なので、クチコミではファンタジー号はほとんど揺れないとありましたが、多少は揺れるだろ。。と思って日数分の酔い止めを日本で買って持っていきました。
※東京ディズニーランドのスターツアーズはちょっと酔う、スペースマウンテンは乗ってる途中で吐きそうになる、ディズニーシーのソアリンは平気、USJのハリポタはマジで無理ぐらいです。
乗ってみた結果、どうだったかと言いますと
めちゃくちゃ揺れた。歩くも大変なぐらい揺れた。
酔い止め持って行って本当に良かったと心から思いました。。
自分えらい。
とは言え、それだけ揺れたのには理由があります。
前半はまったく揺れを感じませんでした。
ハリケーンシーズンは安い分リスクを伴う
私が乗船したのは9月中旬~下旬にかけてで、ハリケーンシーズン真っ最中です。
(一般的にハリケーンシーズンは8~10月と言われてます)
大型ハリケーン『ドリアン』が猛威をふるった少し後くらいの時期です。

大型ハリケーンにこそ遭遇しませんでしたが、出航当日もハリケーンの影響はあったようで出航時間は予定よりも遅かったです。(出航前日にはもしかしたらハリケーンの影響でメキシコは寄れないかも、というメッセージも来ていました)
と言っても初日こそ少し揺れていたものの、二日目以降はまったく揺れを感じず海も穏やかで、寄港したメキシコのコズメル、イギリス領のグランドケイマン、ジャマイカのファルマスはいずれも雲一つない晴天続きでした。

状況が変わったのがファルマスを出発した日の夜。急に天気が悪くなり雷がピカピカと光っており、この日予定されていたパイレーツナイト花火も延期になってしまいました。

このときは天気こそ悪いもののちょっと揺れてるなぁくらいだったのですが、その後の2日間は船が前後に揺れてるのがはっきりわかるほどの大揺れ状態に突入し酔い止めが手放せなくなってしまいました。。
今回のクルーズは7泊という長期クルーズにしてはオーシャンビューの部屋で20万円以下とかなりリーズナブルだったのですが、ハリケーンシーズンはこうしたリスクを伴うことも含めた価格と考えるべきでしょう。
もちろんタイミングが良ければ7日間穏やかで贅沢な旅ができますが、本当にタイミングが悪いとクルーズ自体がキャンセルになる場合もあるそうです。
価格面だけ見るととても魅力的な時期ではありますが、この時期のバハマやカリブ海クルーズを選ぶ場合は悪天候のリスクは理解しておきましょう。
酔い止めは多めに持って早めに飲むべし
とは言え、「長期の休みがこの時期しか取れない!」「カリブ海クルーズに行きたい!」「そんなに大金は持ってない!」という方いますよね。(わたしです)
余談ですが来年はヨーロッパかアラスカのクルーズ乗りたいな~なんて思って調べたらオーシャンビュー(ベランダなし)で40~50万して驚きました。。
揺れるのはしかたないとして、ひどい船酔いにならないためにはどうすればいいのかというと、「早めに酔い止めを飲む」に尽きます。
ありきたりですが、けっこう大切です。
私の場合は「あ~今日揺れてるな、ちょっと気持ち悪くなりそうかも。。」と思った時点で酔い止めを飲むようにしていました。
本格的に気持ち悪くなってから飲むと、効き目が表れるまでに1時間程度はかかってしまうので早め早めに飲んだ方が良いです。
おかげで船の揺れに疲れることはあっても、「船酔いで気持ち悪い」ということにはなりませんでした。
日本で買える酔い止めにもいろいろありますが、私は「トラベルミン」を持っていきました。
6粒入りなので微妙に日数分ありませんが、歩くのが大変なほど揺れたのは2日間だけだったので1箱でなんとか間に合いました。今回は酔い止めを必要としたのは数日で済みましたが、タイミングが悪いと乗船中ずっと手放せないなんてことも十分考えられるので、できれば2箱分くらい持って行った方が安心ですね。
ちなみに、後日調べたところ、乗り物酔いに効くツボを押してくれるリストバンドもあるようです。
次回乗船する際にはこちらも持って行ってみようかなと思います。
酔い止めを忘れたり、なくなってしまった場合
では酔い止めを買うのを忘れたり持って行った酔い止めがきれてしまった場合はどうしようもないのかというと、そうでもありません。
船内のメディカルセンターにも酔い止めが置いてあります。
私の友人は船酔いがひどかったのですが、レストランでサーバーキャストに聞くと「メディカルセンターで酔い止めもらっておいで!」とのことでした。
私は実際に行ってないので友人から聞いた話になってしまいますが、デッキ1のメディカルセンターに大量に置いてあるのを勝手に持っていく感じです。
ミッキーネットの客船紹介ページの船内マップで、デッキ1を選択するとメディカルセンター(ヘルスセンター)の場所が確認できます。
海外の薬は不安。。という方は多めに持って行った方がいいと思いますが、そこまで気にしない方は現地調達でも良いと思います。
客室の位置も重要
お金に余裕があるなら、揺れを感じづらい部屋を予約するのも有効な手段です。
これは乗船中の経験+後から調べた話になりますが、船の中で揺れやすいのは船首側と船尾側、そして上層階なのだそうです。
つまり、低層階の中央部分の部屋が一番船酔いしづらい場所、ということになります。
私の場合は今回低層階ではあったのですが、がっつり船首側の部屋だったので余計に船酔いしやすい環境だったということです。
とは言っても窓なしの部屋やベランダなしのオーシャンビューの部屋は基本的に船の中央部分にはつくられていないので、予算に余裕がない場合は難しそうです。
安さをとるか船酔いのリスクをとるかという話になりますが、どちらを重視するかを踏まえてどの部屋を予約するかを考えてみましょう。
酔い止め以外に持っていくべき薬は?
船旅なので酔い止めは必須ですが、では他に持っていくべき薬はなにか、という疑問もあると思います。
基本的には普通の海外旅行と同じものを持っていけば大丈夫ですが、私が持って行ってよかったのは頭痛薬と栄養ドリンクです。
持って行ってよかった薬①頭痛薬
寄港地がとにかく暑くてすぐに頭が痛くなってしまうんです。
特にジャマイカは本当に熱くて、暑すぎて早々に船に戻ってプールに入ってしまいました。
船を降りていたのはせいぜい1時間程度だったのですが、それでも頭痛がしました。
普段頭痛に悩むことがない人でも数日分は持っていくことをおすすめします。
持って行ってよかった薬②栄養ドリンク
薬と言っていいのかは置いといて(笑)疲れはたまるかなと思って3本ほどユンケルを持って行ってました。
7日間朝から晩まで遊び続けるので疲れはするのですが、栄養ドリンクに頼るほどではなかったのです。遊びすぎて毎晩気絶したように爆睡するので。(笑)
ではいつ活躍したかというと、船が尋常じゃなく揺れていた二日間です。
先述したようにひどい船酔いこそしていませんが、常に船が大きく揺れているのを感じているし歩くのも大変な状態なので、とにかく疲れます。
揺れてさえいなければ遊び続けているわけなので幸せな疲労感なのですが、揺れと闘っている間はとにかくしんどいです。そういう状態のときに栄養ドリンクがあると、気休めかもしれませんが体力がもつような気がします。
逆に個人的にもっと持っていけばよかったのは、あかぎれ用のばんそうこう。
これは万人向けの話ではないですが、私は夏でもハンドクリームが手放せないぐらいの乾燥肌なので、船内でも指がきれてきれて大変でした。
ばんそうこうは多めに持って行っていたんですけど、それでも足りなかったので出し惜しみせずに1箱持っていくべきでした。。
みなさんも長期クルーズのときは特に、普段使っている薬の類は多めに持っていくことをおすすめします。
ハリケーンシーズンのリスクを理解して楽しい船旅を!
一番いいのはハリケーンシーズンを避ける、ハリケーンシーズンを避けられない場合はバハマやカリブ海以外の航路を選ぶことですが、休みやお金の都合で難しい人も多いと思います。
そういう時は天候上のリスクがあることを理解して、少しでも快適な旅になるように万全の準備をして出発しましょう!
船の揺れはたしかにしんどいですが、ディズニークルーズでの体験が笑顔に満ちたとても素晴らしいものであることに変わりはありませんので。