ディズニークルーズの醍醐味の一つが朝早くから夜遅くまで行われるキャラクターグリーティングです。
あらかじめ時間が決まっているグリーティング以外にもふらっと散歩しているキャラクターに遭遇したり、東京のパークでは考えられないアットホームさと濃密さがありますが、今回は乗船して感じたグリーティングの注意点とカメラのお話。
初乗船の旅行記はこちらからどうぞ。
クルーズに持って行ったカメラ
私がディズニークルーズに持って行ったカメラと周辺機器は以下4つでした。
①一眼カメラと単焦点レンズ
②ストロボ
③ミラーレス
④ビデオカメラ
①一眼カメラ+単焦点レンズ
普段からパークに持って行っている一眼(乗船当時はNikonのD5300)と単焦点レンズを持っていきました。
出航時のデッキパーティーやパイレーツナイトのショー等、望遠レンズがほしいシーンもありますが、かなり限られていることとショーは動画メインで撮影するつもりだったので持っていきませんでした。
D5300はAPS-C機なので20mm(APS-Cだと30mmになります)でちょうどよかったですが、フルサイズ機を使うなら広角になりすぎるので28mmのレンズのほうがおすすめです。
特に困る場面もなかったので、私と同じくショーは動画メインの方は単焦点だけあれば十分だと思います。
②ストロボ
ニコンのスピードライトを持っていきました。詳しくは後述しますが、結論から言うと持っているなら絶対に持って行ったほうがいいです。
ストロボに頼らずにきれいな写真を撮れる人もいますが、私のようにあまり自信がない方には必須アイテムです。
③ミラーレス
船内では使っていませんが、寄港地用にミラーレス(オリンパスのペンシリーズ)を持っていきました。
寄港地は比較的治安の良い場所であることが多いですが、海外の見知らぬ土地で一眼を持ち出すのは少し怖かったので。
ただ、比較的新しいモデルのスマホ(iPhoneX以降とか)をお持ちなら、小型ミラーレスと比べてもあまり遜色がないと思うので、スマホで十分かもしれません。
④ビデオカメラ
ショーの撮影用にハンディビデオカメラを持っていきました。
4K対応なので良い画質で残せたのは大満足ですが、出番が少なかったり、最近はミラーレスやスマホでもきれいな動画が撮れるので、なくても問題ないと思います。
キャラクターダンスパーティーの類はGoPro等のアクションカメラの方が撮りやすそう。
船内のグリーティング場所と明るさ
クルーズのキャラクターグリーティングの大半が行われるのがデッキ4のロビーアトリウムとデッキ5のバルコニー、そしてデッキ4のプレリュードです。
ファンタジー号の船内マップで位置関係を見てみるとこんな感じ。
プレリュードはショップやシアターがあるエリアにあるのでアトリウム周辺から離れていますが、1分あれば着く距離です。
このコンパクトさも、クルーズの良さの1つですね。
※船内マップはミッキーネットの客船情報ページより抜粋
スケジュールに書かれていないけど突然キャラクターが歩いていることもありますが、クルーズアプリにスケジュールが出るグリーティングのほとんどはこの3か所で行われます。
つづいてグリーティング場所についてくわしく見ていきますが、基本的には暗かったり照明の色が強かったりして撮影が難しい環境なので、ストロボを使った方が無難です。
①バルコニー
まずはデッキ5のバルコニーから。
SNSにあがっているグリ画像で一番よく見る場所な気がしますが、特に夜のグリーティングでは主役級のキャラクターがグリーティングをする場所というイメージがあります。
思い返してみると、ミッキーとバルコニー以外でグリーティングしたのは最終日くらいかも。
ロビーのシャンデリアが背景に写るので、一番映える場所ですが結構暗いです。
キューライン(待ち列)はデッキ5の手すりに沿って作られます。
(画像にぼかしを入れている部分がキューラインです)
ミッキー等の人気キャラクターがいることが多いので、日本に比べて格段に待ち時間が少ないことが多い海外にしては待ち時間が長くなりがちで、後方にあるエレベーターのあたりまで列が伸びているときは40~50分程度待つこともありました。
②ロビーアトリウム(V)
ロビーアトリウムのグリーティングは最大で3か所同時進行で行なわれます。
初日からグリーティングが行なわれていたのは「ロビーアトリウム(V)」とされている場所で、ゲストサービスの近くにある窪みになっている部分です。
この場所、クルーズのグリーティング場所の中でダントツで暗いです。
これはクルーズ初日にストロボの向きを間違えてしまって顔周り以外暗くなってしまった失敗写真なのですが、ストロボなしだとお腹から下の部分くらいの暗さになってしまいます。。
ストロボがなくてもカメラの設定できれいに撮影できる方もいるとは思いますが、私のように暗所撮影で細かく設定するのが苦手という方はストロボ必須の場所です。
一方で他の場所とは違うおもしろさもあって、キャラクターによって背景が変わります。
クルーズ衣装のキャラクターの時はシックなカーテンがかかっていますが、
トイ・ストーリーのキャラクターのときはアンディの子供部屋の壁紙になったり
ティンカーベルのグリーティングではお花畑のような壁紙になったりして、同じ場所なのに壁紙だけで各キャラクターの世界観への没入感が強くておもしろい!
③ロビーアトリウム(P)
乗船二日目から使われたのがロビーアトリウム(P)と呼ばれる場所で、バルコニーにつづく階段の下のエリアです。
こちらはアトリウム(V)とは対照的に、クルーズで一番明るいグリーティング場所でした。
夕方以降の時間だとストロボなしではちょっと暗いかな、という印象ですが、日中のグリーティングではストロボなしでも問題ありませんでした。
ちなみにキューラインは階段の手すりに沿って作られますが、待ち時間が長いときだとぐるっと回って後方のロイヤルコートの入口くらい(画像で言うとピアノのあたり)まで列が続きます。
夜は毎日生演奏が行なわれるので、音楽に合わせてキャラクターとダンスすることもあったりして、グリーティングしていて一番楽しかった場所でもあります。
④ロビーアトリウム(S)
アトリウムのグリーティング場所の最後は、乗船5日目から使われ始めたロビーアトリウム(S)です。
パンプキンツリーのすぐ近くの場所ですが、荷物をソファに置いておけるのが地味に便利でした。笑
明るさとしてはアトリウム(P)より、やや暗めくらいに感じました。
ストロボがなくても頑張ればなんとかなるとは思いますが、そもそも日中のグリーティングでこの場所が使われることがほぼなかったので、やはりストロボはあった方が無難です。
⑤プレリュード
最後にプレリュードについて。
プレリュードは冒頭で説明したとおり、アトリウムからはちょっとだけ離れたところにあります。
『White Caps』と『Mickey’s Mainsail』という2つのショップの間にある場所です。
後方に見えるウォルトの大きな写真が印象的で、SNSでもバルコニーの次によく見るのがこの場所のような気がします。
とても印象的な場所ですが、2つの理由で一番撮影が難しい場所でした。
アトリウム周辺は暗さとの勝負という印象がありますが、プレリュードは注意しなければならないポイントが2つあるので、さらに難しいです。
①照明がめっちゃ黄色い
②ピントがウォルトに合ってしまいがち
まず照明について、プレリュードは暗さというより照明の黄色みとの闘いです。
日本のシェフ・ミッキーの照明をイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、めちゃくちゃ黄色いです。
アトリウムもやや黄色みが強いですが、その比じゃないくらい黄色が強いのでストロボ+青強めの設定で撮影してちょうどいいくらいでした。
そして意外と盲点だったのがウォルトにピントが合ってしまう問題。
ウォルト存命中はなかったクルーズをウォルトが見守っているという素晴らしい構図なのですが、高確率で前方にいるキャラクターよりウォルトにピントが合ってしまったり、キャラクターのピントが甘くなってしまったりします。
(スティッチの画像はだいぶ成功した例です)
私はマニュアルフォーカスを使うのがめちゃくちゃ苦手なのですが、オートフォーカスだとどうしても人物の瞳を優先してしまうようなので、マニュアルフォーカスの練習をしておくことを推しておきます。。
まとめ
いろいろと説明してきましたが、ディズニークルーズ(ファンタジー号)の主要なグリーティング場所についてまとめると、以下のとおりとなります。
バルコニー | やや暗い。ミッキー等、主要キャラクターが多い。 |
アトリウム(V) | めちゃくちゃ暗い。 キャラクターごとに壁紙が変わって異なる雰囲気が出る。 |
アトリウム(P) | 一番明るい。ストロボなくてもなんとかなる。 |
アトリウム(S) | Pよりはやや暗いが比較的明るい。 頑張ればストロボなくてもなんとかなる。 |
プレリュード | 照明の黄みが強く、背景のウォルトにピントが合ってしまう率が高い。 |
場所によっていろいろ個性があって撮影が難しいポイントも多いですが、そういう個性も含めてディズニークルーズが楽しめると良いですね。ちなみに私はファンタジー号しか乗ったことがないので、もしかしたら他の船だと微妙に違う部分があるかもしれませんのでご注意ください。
次にクルーズに行くなら持っていく機材
カメラに限らず持ち物全般に言えることですが、初めてのクルーズということで備えあれば患いなしの精神で使いそうなものはすべて持って行ったので、まったく使わなかった機材はありませんがあまり出番のない機材が多かったのは事実です。
さらに初乗船当時とは使っているカメラが変わっていたりもするので、最後に次回乗船するなら持っていきたい機材を考えてみました。
①メインカメラ:Sony α7c
まずD5300に代わるメインカメラは、現在使っているSONYのα7c。
フィルムカメラのようなかわいいデザインが気に入ってますが、コンパクトなので寄港地にも持っていきやすそうだし、動画機能も優秀なのでD5300より活躍の機会が多そうです。
α7cについて、くわしくはレビュー記事で書いてるので良かったらご覧ください。
https://www.mon24mile.com/entry/%ce%b17c
②単焦点レンズ:28mmと40mm
グリーティング用に28mm、寄港地でのスナップ撮影用に40mmの単焦点レンズを持っていきたいなぁと思ってます。
(ちなみに40mmの方はまだ持ってません。笑)
レンズの数は増えるけど、Nikonのレンズより軽量コンパクトだし、小型ミラーレスの代わりに40mmレンズを持っていくというイメージなので、むしろ荷物としてはコンパクトにできると思っています。
③ズームレンズ
デッキショーは前回動画をたっぷり撮れたこともあり、次回乗船するときは写真メインにしたい欲があるのでビデオカメラではなくズームレンズを持っていきたいです。
この28-75mmはF2.8通しなのでズームしてもボケ感がきれいでお気に入りなのですが、ショーを撮るとなるとしっかり望遠にした方がいいかなぁ、という気持ちもあり、焦点距離については悩みどころ。
まぁあくまで次に乗れるときを妄想しての話なので、いつか実際に乗れるようになったときに考えたいと思います。
④ストロボ
この記事をここまで読んでくださった方は、とりあえずストロボ持っていけばなんとかなる!という私の主張は認識してくれていると思いますが、もちろん持っていきます。
以前はNikon純正を使っていましたが、SONYに乗り換えたのでGODOXのものに買い替えました。ケースがコンパクトなところが気に入ってます。
⑤DJI pocket2 か GoPro HERO9
いずれも現時点では持っていないのですが、次回乗船するならvlogっぽい映像を残したいなぁという願望があるので、DJI pocket2 かGoPro HERO9を購入して持っていきたいと思っています。
前回乗船した際は、キャラクターダンスパーティーやグリーティングの動画をスマホで撮影していたのですが、画質にやや不満はありつつも今でもたまに見返して「このとき楽しかったな~~」とかなり細かく当時を思い出せるので、動画を残すありがたみを実感しています。
せっかく撮るならアクションカメラ的なものをバッグ等につけておいて撮ったほうが臨場感もあって良さそうだなと思っているので、次回はぜひこの類のカメラを持っていきたいと思っています。
キャスタウェイ・ケイやアラスカ航路ならGoProがあった方がいいですが、いろいろ調べる限りはDJI pocket2の方がスペック高いしきれいに残せるかなぁと思ったりしていますが、2021年時点では新型コロナの影響でディズニークルーズはやっと部分的に再開されつつある状態であり、日本人の私が行けるようになるのはまだまだ先なので、これからたくさん調べて悩んで決めたいと思います。
次にディズニークルーズに乗れるのがいつになるのか、どの航路になるのか、まだまったくわかりませんが、いつかまた乗れる日を来ることを信じています。
その日が来たら、また楽しくグリーティングできますように!
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